男性に多い梅毒の感染、原因と症状は?

梅毒の感染者は男性が8割を占めています。
世界中の感染者の数は毎年1200万人ずつ増え続けているのが現状です。
要因としては、エイズが治療すれば死なずにすむ病気になりつつあることや、新しい抗生剤の開発で性病予防のためのコンドームの使用が減少していることがあります。

原因はスピロヘータという細菌ですが、ペニシリンの発見により治療可能な性病になりました。
感染経路は皮膚や粘膜の微小なキズで、主に通常の性行為やオーラルセックスなどの時の摩擦によってできたキズから相手に感染します。

この他の原因としては母子感染がありますが、妊娠中の女性は定期的に性病の検査を受けるので、梅毒に感染して生まれてくる赤ちゃんは減っています。
男性に多い性病なので、割合は少ないのですが、パートナーが感染者の場合は、日和見感染を繰り返す可能性があるので、二人同時に治療をすることもあります。

男性同士のカップルに梅毒の感染が多くなっています。
これはセックスをする時に肛門を使用することが原因だとされているので、男性同士でもコンドームをつけてプレイをしなければならない時代になっています。

コンドームは避妊をするために使うという意識が男女ともに高いので、それが梅毒の感染を広めている可能性も指摘されています。
とくに不特定多数のパートナーとのセックスは感染を広めやすいので、注意が必要です。

症状は最初の段階では皮膚に出ることが多く、その段階で性病科に通院をして、適切な治療をすれば命の危険はありません。
症状が進行すると肝臓の細胞組織に悪影響を及ぼすので、体がだるくなったり、黄疸で全身が黄色くなることもあります。

適切な治療を受けずに放置することは先進国ではあまり考えられませんが、症状が進んでしまうと脳細胞に感染をして、認知症や頭痛、脳腫瘍を起こすこともあります。
中世ヨーロッパでは精神をむしばむ病気として恐れられた過去があるほど、脳への影響は深刻になります。

梅毒の疑いがあればすぐに病院へ行く

梅毒は性病科などの病院を受診すれば症状の進行を完全に止められる病気です。
専門の抗生剤の投与を受ければ短期間で症状が治ることもあるので、セックスをしてから皮膚に潰瘍などがみられるようになったら、すみやかに専門の医師の治療を受ける必要があります。

梅毒の治療に用いられる薬は細菌を殺す作用の強いものです。
しかしスピロヘータという原因菌は変異を繰り返すことで、薬に負けないように進化しつつあります。
第二次世界大戦後は完全に治せる病気とされてきた梅毒は、感染した菌の変異によっては治療が難しくなるケースが増え続けています。

梅毒に感染した時にまず最初に出るのは皮膚症状なので、膿が出るような潰瘍が性器の周囲にできるなどしたら病院へ行くという心がまえが必要です。
一般に内科では感染を見抜けない可能性もあるので、思い当たる行為を1ヶ月以内にしていれば、性病科を選択したほうがより確実な診断を受けることができます。

全世界に広がりつつある感染症で、第二次世界大戦後に減り続けていた状態から増加の一途をたどっています。
不特定多数のパートナーをもつ女性や、男性同士のカップルに多い性病なので、危険性を自覚して、定期検診などを積極的に活用することも感染を防ぐための大切な方法です。

行政機関なども梅毒患者の増加には危機感を抱いていて、無料で定期検診を受けられる自治体が増えています。
不安な気持ちに負けて、症状を放置するようなことがあると、大切なパートナーに迷惑をかけるだけでなく、肝臓や脳へのダメージを防げなくなります。

とくに脳へのダメージは取り返しがつかないので、皮膚症状が出たらすぐに病院を受診して、適切な薬の処方を受けることがなによりも大切です。

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