代表的な性病の潜伏期間について

性病とは、性行為によって細菌やウイルス、寄生虫に感染してしまうことで起きる感染症です。
原因となる病原体は30種類以上あるといわれています。

性病には、感染してからそれぞれの症状が現れるまでの潜伏期間があります。
その潜伏期間が過ぎると実際に症状が出てきます。
しかし、性病は種類によっては自覚症状が全く出てこない例もあります(クラミジアや淋病など)。

だからと言って、放置しておけば性行為の相手に感染させてしまったり、不妊症、胎児への感染、ガンなど最悪の場合には命に関わってきます。
性病は自然治癒することはありませんので、適切な治療が必要になります。
初期の内に治療を受ければ、多くの場合完治し、後遺症もありません。
例外としてエイズの場合は、原因となるウイルスHIVに感染してしまうと完治はできません。
しかし、HIV感染後に早期に検査を受けて発見することができれば、エイズ発症を抑えることが可能です。

代表的な性病の潜伏期間をみていきます。

  • クラミジア:3日~2週間
  • 淋病:2日~7日
  • 性器ヘルペス:2日~10日
  • 尖圭コンジローマ:3週間~半年
  • 性器カンジダ症:2日~7日
  • トリコモナス:3日~14日
  • エイズ:3年~10年

エイズの潜伏期間に関しては、かつては5年から10年と言われていました。
非常に長いものでしたが、今この期間が短くなってきているとの報告がなされています。
近年、感染してから3年や4年でエイズを発症する例が増えてきています。
潜伏期間が短くなると、エイズ発症を防ぐチャンスが減ってしまいます。
早期治療のチャンスを逃さないために、不安を感じることがあれば迷わず検査を受けましょう。

次に、性病に感染してから正しく検査の結果が出る検査可能日を紹介します。

  • クラミジア:2日~3日
  • 淋病:2日~3日
  • 性器ヘルペス:症状が出てから
  • 尖圭コンジローマ:症状が出てから
  • 性器カンジダ症:症状が出てから
  • トリコモナス:2日~3日
  • エイズ:3か月

性行為を行った後、上記の日数が経つと性病検査の結果が正しく出るようになります。
病原体が増えてからのほうが確実に結果が反映されるので、不安な方は上記の日数よりも少し日を置いてから検査する方が良いでしょう。
潜伏日数がわかれば、どの相手との性行為で感染したのかも分かり、二人で一緒に治療することが可能です。

潜伏期間と症状で性病の区別は大方つく

性病の潜伏期間は病気によってそれぞれ異なってきます。
その期間と症状によって、どの性病に感染してしまったのか大体把握することができます。

それぞれの病気の症状を解説します。

クラミジア
男性は尿道から分泌物がでる。 女性はおりものの色や臭いが変わる、不正出血が出ることも。 しかし、男女とも半数以上は自覚症状がありません。
淋病
男性は排尿時に痛みを感じたり、尿道から膿が出る。 女性はおりものの異常や不正出血。 女性の場合、クラミジアと同様に症状がでる人は少ないです。
性器ヘルペス
性器周辺の痛みや太もも付け根部分の腫れ、発熱がでます。
尖圭コンジローマ
性器周辺にカリフラワーのような特徴的なイボができます。
性器カンジダ症
男性の場合、白いカスがペニスの皮の部分に付着し、ペニスが赤くなり非常に痒くなります。 女性の場合は、強い痒みや白いヨーグルト状のおりものがでます。 カンジダ菌は体内にある常在菌であり、性器カンジダ症の原因のほとんどは自己感染です。 ストレス等で免疫力が下がったときにかかりやすくなります。
トリコモナス
男性の場合はほとんど症状が出ることがなく、まれに尿道炎を引き起こすことがあります。 女性の場合、黄色で泡立っていたり、悪臭のあるおりものがでます。 しかし症状の出ない女性も3割ほどいます。
エイズ
HIVに感染して2週間ほどで、微熱や倦怠感といった風邪のような症状が初期症状としてあらわれます。 しかし、どのくらいの人に初期症状が出るのかは明確にはなっていません。 感染からエイズ発症まで年単位でかかるので、初期症状について覚えていない人も多いからです。 エイズは免疫力が低下する病気です。 エイズ発症の頃には、下痢や発疹、だるさなど様々な症状が現れ、他の色々な病気にかかってしまいます。

性病のなかでも特に、世界中で撲滅の取り組まれているエイズ。
クラミジアに感染している人は、感染していない人と比べて、高い確率でHIVに感染してしまうことが最近の研究で明らかになっています。
どの性病も早期発見・早期治療が重要です。

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