トリコモナスの薬の紹介

トリコモナスとはトリコモナス原虫という肉眼ではみることのできない虫が性器に入り込み炎症を起こす性病です。
性交が主な感染経路の性病ですがお風呂やタオルの使い回しによっても感染する可能性があるので、子供やお年寄りも感染する可能性があります。
感染すると男性は尿道炎のような症状が出ます。
女性は臭いの強い泡状のおりものが出ますが、男女共に症状が出ないことも珍しくありません。

トリコモナスの場合薬は一般的にフラジールが処方されます。
市販で治したいと考える人もいるでしょうが、ドラッグストアなどでは手にいれることができませんので病院に行き、医師に処方箋を書いてもらう必要があります。
性病科に行くのがいいですが、性病科に抵抗のある場合もあるかもしれません。
抵抗がある場合は男性であれば泌尿器科、女性であれば婦人科もしくは泌尿器科を受診してください。

トリコモナスの治療薬フラジールですが、この薬を使うことにより原虫を殺すことができます。
フラジールの有効成分メトロダゾールがトリコモナス原虫入り込ニトロソ化合物という物質に姿を変えます。
このニトロソ化合物は原虫のDNAを切断することができるのです。
DNAを切断されると体の設計は不安定になり原虫は死んでしまいます。
よってトリコモナスを治療することができるのです。

フラジールですが口から飲む内服タイプと膣からいれる膣錠タイプがあります。
男性の場合内服しかありませんが、女性は状況によってどちらか使いわけることができます。
特に妊娠中、12週未満の方は内服のフラジールが処方されないことが多いです。
これはフラジールには発ガン性があります。

そして妊娠初期の臓器や体がまだちゃんとできていない赤ちゃんへの安全性がはっきりしていないからです。
妊娠14週以降は内服タイプも使えるようになります。
妊娠初期の場合膣錠が一般的です。
膣錠であれば薬の成分が母体の血中に少ししか移行されないので安全性が高いのです。

フラジールの服用方法や副作用について

トリコモナス症治療に使用される薬フラジールですが、フラジールには内服するものと膣錠がありますが、使い方が違います。
内服タイプのものは一日二錠水と一緒に10日間服用します。

薬の内服を延長することはできません。
延長したい場合一度内服をやめて1週間時間をおいてからまた再開する必要があります。
女性の場合膣錠タイプを使うこともありますが膣錠は一日一回10日間使用します。
ですが延長できる期間が内服と違いそのまま4日間延長することができます。

この薬はトリコモナスの他にもヘリコバクターピロリ菌の治療にも効果があるとされる抗生物質です。
抗生物質は途中でやめてしまうと、耐菌性ができてしまうので飲みきるようにしてください。

フラジールを使用している間アルコールを飲んではいけません。
アルコールを飲む人には辛い期間となりますが飲んでしまうと副作用が強く出てしまうのです。
また効果が強まったり弱まったりしてしまう可能性もあります。
人の体内でアルコールは分解されるとアセトアルデヒドと酢酸、水や二酸化炭素になります。

このアセトアルデヒドに毒性があり、吐き気や頭痛を引き起こします。
これを分解するためにアルデヒド脱水素酵素が必要ですが、フラジールの成分にはアルデヒド脱水素酵素の働きを弱めてしまいます。
結果体内でアルデヒド濃度が高まり吐き気や頭痛といった副作用が強く出てしまうのです。
なので薬を使用している10日間は原則禁酒となります。

その他にも副作用は少ないとされている薬ですが、内服の場合食欲不振、胃の不快感、下痢、血便しびれなどがまれに出ることがあります。
女性が使用する膣錠の場合、かゆみ局所発赤が起きる場合があります。
もしこれらの症状が出た場合はただちに使用を中止し医師や薬剤師に相談するようにしてください。

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